毎日大さじ1杯!腸活みそ料理

人参と生姜のみそドレッシング 視力、性機能の衰えを撃退

お好みの野菜をたっぷりと!今回は松の実をトッピング(提供写真)

 みそ選びのポイントですが、まず、大豆、塩、麹だけでつくられていること。化学調味料が添加されたものは、おすすめできません。また、少なくとも6カ月以上熟成されていること。スーパーなどで選ぶ際も、無添加で長期熟成と表示されているものを選ぶようにしましょう。商品によっては、短期間で市場に出すために人工的に発酵、熟成を止めてしまったみそもあります。長期熟成によって産生されるビタミンB群や抗酸化作用のあるメラノイジンを豊富に含んだみそがオススメです。

 よく見かける「天然醸造」という表示は、人工的に加温したりせずに、季節の寒暖の影響を受けながら時間をかけて熟成させたことを示しています。地元のみそ蔵、通販などで探してみてはいかがでしょうか。

 さて、今回のレシピは超簡単にできる「人参と生姜のみそドレッシング」。ドレッシングといっても、立派な具にもなります。人参に豊富に含まれるβカロテンは、体内でビタミンAに変わり、夜間の視力の維持、皮膚や粘膜の修復、性機能向上、肌のシミの解消の効果が期待できます。今回選んだ野菜はベビーリーフ、ラディッシュ、そしてトッピングの松の実ですが、お好みで選んで、時節柄、不足しがちな野菜をおいしく取りましょう。

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関由佳

関由佳

専門は内科、予防医学。2013年ニューヨークの料理専門学校(Natural Gourmet Institute)で資格取得。著書に「毎日食べたい!腸活みそレシピ」ほか

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