「夏便秘」はオリーブオイルがけキウイ 1日1個で乗り越える

キウイを1日1個食べるのがオススメ

■食物繊維の取り過ぎはかえって便秘を招く

 では、対策として何が有効か? まず覚えておきたいのが、安易に市販の下剤を使わないこと。大腸の粘膜を刺激し蠕動運動を強制的に起こして排便を促す刺激性下剤が多く、長期的に使っていると蠕動運動の働きが弱くなり、薬の量を増やさないと便意を覚えなかったり、便意そのものがなくなる。

「便秘対策で重要なのは食事です。中でも積極的に取ってほしいのは水溶性食物繊維です」

「食物繊維=便秘にいい」というイメージがあるが、食物繊維ならなんでもたくさん取ればいいわけではない。前述の通り、食物繊維には水溶性と不溶性があるが、便を軟らかくして排出しやすくする水溶性に対し不溶性は取りすぎると便の“かさ”が大きくなり過ぎる。便秘の人は蠕動運動の機能が低下しているため、便がスムーズに進まなくなり、便秘が悪化する恐れがある。

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