レスター大学の最新の研究では、座ったままの時間を減らすことに加え、立ち上がって軽い運動をすれば、より食後のインスリン分泌や血糖上昇が抑制されることが明らかになりました。4件のランダム化クロスオーバー試験のデータから、耐糖能異常の人を含む129人のデータを解析。
すると、座ったままの状態を6・5時間続けた場合と、30分ごとに5分間立ち上がりウオーキングなどの軽い運動をした場合とでは、後者の方がインスリン値は平均13・500Um/リットル低下し、食後血糖値も平均5・4㎎/デシリットル低下しました。
生活習慣が関係する2型糖尿病と異なり、1型糖尿病に関しては、運動のエビデンスはこれまでそれほど多くありませんでした。
しかし、1型糖尿病に関しても、座る時間が長いほど、血糖コントロールが悪くなることが、国内の研究で明らかになっています。
進化する糖尿病治療法