ある日、高校の同級生から「友人のBさんが電話で相談したいことがあるのでよろしくお願いしたい」というメールが届きました。
Bさん(70歳・男性)は、理系の大学を卒業し、その後は長い間、大学の研究所に勤めていたそうです。定年退職後は科学系の雑誌の発行に携わり、学校で講演をされたりもしている方とのことでした。数日後、Bさんから電話があり、相談はこんな内容でした。
◇ ◇ ◇
私は某がん拠点病院で肺がん「ステージ4」と診断され、現在、標準的抗がん剤治療を行っている。自分では治療内容には問題ないと思っている。しかし、医師から「手術できない」と言われたこともあり、いろいろな情報を集めてみた。そのうちの「O-リングテスト」(オーリングテスト)について意見を聞きたい。
◇ ◇ ◇
Bさんは、「O-リングテストは副作用がない方法だ」と言われ、とても乗り気になっておられるようでした。
がんと向き合い生きていく