秒速薬膳でアッという間に健康に

体をクールダウンするトマトとゴボウで“熱デブ”におさらば

トマトとゴボウのイタリアンサラダ(提供写真)

 蓄えた過剰な老廃物が体内で熱を放つため、暑がり、のぼせやすいといった特徴も見られます。さらには、胃も熱を持つことでお腹がすきやすくなり、必要以上に食べられる上に食欲が止まらない……という「魔のメタボ胃袋」になりがち。

 このタイプは体の熱を冷まして、余分な脂肪や水分を排出する食材を取り入れるのがスリム化への近道です。

 おすすめはトマト。体の余分な熱を冷ますとともに、胃の熱を鎮めて過剰な食欲をストップさせる効果が高いのです。特に朝イチでトマトを摂取しておくと、一日中、食欲を抑えることができるのでお試しを。

 ゴボウも体内のクールダウンに役立ちます。そのほか、キュウリ、レタス、ゴーヤ、海藻類、タコ、アサリ、コンニャクもおすすめです。

 また、より早くサイズダウンを目指すなら、食事をするときにはまず、これらの「冷却食材」を最初に食べましょう。食事の順番として、体を冷やすものから食べることによって、その後に食べるものの熱を緩和できるのです。

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池田陽子

池田陽子

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

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