病気を近づけない体のメンテナンス

首<下>専門医考案 手を使うタイプ別「痛みナビ体操」の実践

写真はイメージ

「痛みナビ体操」は道具を使うバージョンもあるが、ここでは自分の「手」を使うやり方を紹介する。体操を行う基本姿勢は、足を肩幅に開いて背筋を伸ばして立つ。視線は真っすぐ前へ。頚椎は顎が出ないように気をつけ、軽く顎を引くようにして、頭が体の真上にくるようにする。4つのタイプに合わせた体操のやり方はこうだ。

■後方改善型の首引きタイプ

【首引き体操】①基本姿勢から、左右どちらかの手で、首を前に倒したときに一番出っ張る骨「第7頚椎棘突起」の横を押さえる。②顔は真っすぐ前を向いたまま、二重顎になるよう意識して、首を後ろにグッと引く。このとき首を押さえている手は前方へ押し出して、カウンター(逆)の力をかける。そして基本姿勢に戻す。

■後方改善型の首反らしタイプ

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