独白 愉快な“病人”たち

「急に声が細くなって…」歌手・平浩二さん 今年患ったばかりの「くも膜下出血」を振り返る

平浩二さん(C)日刊ゲンダイ

 5日に救急搬送された病院の医師の判断でその場では止血だけして、翌朝ヘリで山口大学医学部付属病院に運ばれて本格的な手術が行われたのです。カテーテルを使い血管内からコイルを入れて塞栓する手術をしたようです。ありがたいことに脳神経外科の名医が担当してくださり、「とてもきれいにコイルが入っている」と、東京で診ていただいた先生がおっしゃっていました。

 入院は23日間に及びました。14日間は集中治療室で点滴だらけ。術後は頭痛が続き、日によって痛むところが移動していくので「本当に治るのかな」と不安でした。

 コロナ禍なので東京から駆け付けた家族にも会えず、寝ていても落ち着かない日々でした。

 そんな頭痛もだんだん落ち着いてきてだいぶ楽になってきたときに、医師から「これから4~5日が第二の山です」と言われてドキッとしました。結局、何事もなく乗り越えましたけどね。

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