タバタトレーニング コロナ禍の活動量低下にわずか「4分間」で効果あり

20秒全力で動いて10秒休む(C)日刊ゲンダイ

 一般的に、運動中に「楽である」から「きつい」と感じるのは最大酸素摂取量50~70%。170%が、いかに強度が高いか分かるだろう。

「この強度だからこそ、4分間でも効果が出るのです。最大酸素摂取量170%の運動は、休息なしでは50秒程度しか続けられません。タバタトレーニングでは10秒の休息を挟むので、8セットでは160秒間行え、心臓や筋肉に多くの刺激を与えられます」

 最大酸素摂取量170%という強度の運動を、スポーツ選手でない人間がこなすのは難しい。ましてや、運動経験が乏しい人ならなおさらだ。心掛けたいのは、「全力で」という点。4分間終わった後に「まだできそう」と感じるなら、それは強度が低い。

「運動後のきつさを『楽である』『ややきつい』『きつい』『かなりきつい』の4段階に分けた場合、『ややきつい』から『かなりきつい』くらいまでの間になっていれば、効果があります」

3 / 4 ページ

関連記事