タバタトレーニング コロナ禍の活動量低下にわずか「4分間」で効果あり

20秒全力で動いて10秒休む(C)日刊ゲンダイ

 最近の研究では、50代の運動経験がない男性がバーピージャンプという運動を20秒間に5回行う程度の強度でも、6週間後、持久力が向上したとの結果が出ている。

 タバタトレーニングでエビデンスがあるのは、あくまでも「持久力が上がる」という点だ。「痩せた」という声もネットに上がっているが、そのエビデンスはない。

「痩せたとするなら、持久力が上がり、活動量が増え、運動を長時間続けられるようになったからでしょう。ダイエット目的なら、ほかの運動を組み合わせてください」

 故障しないよう、ウオーミングアップとクールダウンも念入りに行いたい。タバタトレーニングの目安は週2~3回だ。

 田畑教授の研究では、タバタトレーニングで大腸がんの前がん細胞が減ったという動物実験の結果も出ている。1日24時間のうちのたった4分間、タバタトレーニングに使ってはどうだろう。

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