それが、画像診断や病理検査の報告書をもらうこと。内科で血液検査を受けると、血糖値や肝機能などの数値が記された検査結果をもらうはず。それと同じで、画像診断や病理検査のリポートも受け取ることが大事だと思います。今回の誤切除についても、病理リポートをもらっておけば、防ぐことができたかもしれません。
それらの報告書は日本語で書かれることがほとんどで、分からない点は主治医に確認するとよいでしょう。医師の説明を受ける時は、患者はメモを取るクセをつけるのもいい。患者もある程度、治療に参加するつもりで、情報を理解する姿勢が重要です。
採血結果も画像診断も病理検査の報告書も、医療データは患者のもの。疑問点を確認するのに遠慮は無用です。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵