また、前がん状態あるいはがん初期で見つかれば、子宮頚部の円錐手術で済む。流産や不妊の原因になる可能性はあるものの、命に関わることはないとのことでした。加えて、HPVに感染したかどうか自分自身で検査可能なHPVのDNAを調べるキットはあるが、使用時に痛みがあるため正確に使うのが難しく、改良が必要だと指摘されています。
講演後の討論では、某国ではワクチンを買うお金がなく、接種できない代わりに検診がしっかり行われている。すでに男性も接種している国があるといった現状も取り上げられました。
講演会を拝見して、対象となる女性は積極的推奨が再開となった理由を含めて詳細な説明を受け、接種するか、しないかを親と一緒に判断していただくしかないと思いました。また、万が一、HANSなどの副反応が起こった場合のしっかりした対応を確立することが大切であると考えました。
がんと向き合い生きていく