「水分の取り過ぎ」で体調を崩すケースも 在宅高齢者は注意

水分の取り過ぎで危険なケースも

 それでなくとも腹水がたまったり、足や体にむくみが強いとき、痰がらみがひどいときなどは、体に過剰に水分がたまり、心臓や肺に大きな負担がかかっている状態だ。呼吸苦が出たり、利尿剤による腎機能の低下に注意が必要だ。

「メディアや家族、ときには医療・介護関係の方からも、無責任に『しっかり水分を取りましょうね』などと言われたときには、自分の病気のこと、体にむくみがあるかどうか、自分の食生活や水分量を正確に確認することに注意しましょう。それが自分の命や体調を守ることにつながるのです」

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