男性では、60代のうちに要介護になるのは36人に1人の割合に過ぎません。70代に入っても、74歳までは要介護は少なく、75歳を過ぎてようやく1割を少し超える程度です。また女性は60代での要介護リスクはかなり低く(62人に1人)、74歳でも大半が元気であることが分かります。
つまり、高齢社会白書のほうが正しいということです。
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永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。