翌週、検査を終えた3日後にその結果を聞くことになりました。総合内科の担当医から、「肺には腫瘤が3カ所あって、がんの転移が考えられます。骨にも何カ所か転移と思われる影があります。それから、PSAという前立腺がんの腫瘍マーカーが異常に上昇しています。前立腺がんが疑われます。泌尿器科を紹介しますから診てもらってください」と説明を受けました。
私は「やっぱりがんだったか……それにしても、まさか前立腺がんとは考えもしなかった」と思いながら、「どれくらい生きられますか?」と尋ねてみました。すると、「もしがんで、転移があってステージ4だとすると、短いこともありうるかもしれません」と曖昧な答えが返ってきました。
翌週、紹介された泌尿器科を受診しました。泌尿器科の担当医は、さっそく前立腺の生検を行ってくれました。その組織検査の結果は7日後に分かり、一部悪性度が強いところもある前立腺がんであることが確定しました。
がんと向き合い生きていく