その上で在宅でも輸血ができることを説明。がんの治療は主治医がいる病院もしくはセカンドオピニオンを受けた病院にゆだね、私たちはがんから来る貧血を診ていくという方針に決まったのでした。
このように、時に患者さんのご要望に添って、あえて一部だけをサポートする役割にまわる。そんな利用の仕方ができるのもまた在宅医療なのです。
老親・家族 在宅での看取り方
2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。