真っ暗あるいはなるべく暗くした寝室で就寝しても、起床時は「光」を浴びることが大切だ。われわれの体は光を浴びると「セロトニン」という神経伝達物質の分泌をはじめ、脳と体を覚醒させる。そして、夜になるとそのセロトニンからメラトニンが合成され、自然に眠れるようになる。そのため、朝に光を浴びてセロトニンをしっかり作っておく必要があるのだ。
「日の出に向けて徐々に明るくなっていくタイミングに合わせ、われわれは自然に目覚めていきます。ただ、窓を遮っている真っ暗な部屋では光を感知することはできません。朝、アラームで目覚めた時点でカーテンを開け、窓から光が差し込むようにするといいでしょう。最近は、起床時間に合わせて徐々に明るくなっていくようにタイマー設定できる照明機器が登場しているので、そうしたタイプを利用するのもおすすめです」
質の高い睡眠のためには「光」をコントロールすべし。