認知症を予防する補聴器のすべて

補聴器の一般的な耐用年数は5年だが手入れ次第ではそれ以上も

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ただし、販売終了からある一定の期間が経過すると、修理受け付け満了となってしまいます。先日も、10年前に購入した補聴器の故障でお問い合わせをいただいたのですが、受付期間が終了しており修理できませんでした。

 補聴器の機能の発展は日進月歩。最新テクノロジーを使った製品が毎年のように発売されており、音質や騒音下での言葉の聞き取りやすさなど、どんどん改善されています。新しい機種が発売されたタイミングで、音の調子が良いからと数年で買い替えられる方もいらっしゃるほどです。

 補聴器は生活を支えるものです。いきなり壊れてしまって修理できない事態になると焦ることもあるかと思います。定期的にお手入れをしながら、新しい機種を試してみるのもいいですね。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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