「そんなことないですよ」(私)
初めてお会いした時から自宅を片付けたいという思いが伝わってきていました。
「痛くない?」(私)
「はい、大丈夫」(患者)
「ご飯は?」(私)
「食べてない」(患者)
「なんか栄養があるもの食べたいですね」(私)
「でも吐いちゃうから」(患者)
「吐き気止めもまた出しておきますね、病院でもらったやつより多めに」(私)
「まだ生きられる?」(患者)
「生きられますよ、ある程度、飲んだり食べたりしたら」(私)
「ホントかしら。あと排便ね。看護師さんに浣腸してもらったけど出なかった」(患者)
老親・家族 在宅での看取り方