Dr.中川 がんサバイバーの知恵

秋野暢子さんがブログで吐露…抗がん剤後遺症の痺れ対策に生活の工夫を

秋野暢子さん(C)日刊ゲンダイ

 小さい靴は痺れを助長します。軟らかい素材で適切なサイズを選ぶことです。

 ハイヒールは、足先に体重がかかって転倒しやすいので、避けることをお勧めします。

 痺れが強いと、感覚が鈍くなり、ケガに気づきにくい。アウトドア作業では、手袋がケガ予防になります。

 前述したように冷感刺激はよくないので、冷たいものは持ち手のあるマグカップなどに移して飲むとよいでしょう。冷えは痺れの悪化要因。入浴やカイロなどで冷え予防が大切です。

3 / 3 ページ

中川恵一

中川恵一

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

関連記事