大腸がん検診は、2日分の便を採取する、いわゆる検便です。古典的な検査ですが、2日分の便を3年連続で調べると、大腸がんの発見率は理論上、97%。ほぼ100%近い正確さです。
たとえ若年発症の大腸がんでも、早期に見つけて切除できれば、治りやすい。ステージ1の5年生存率は98%ですから。大腸がんの罹患数は約15万6000人。日本で最多のがんですから、これらのことは頭に入れておいて損はないと思います。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵