視力検査は問題なしでも「緑内障」に…早期発見には眼圧・眼底検査が必須

眼圧検査機(C)日刊ゲンダイ

■40歳を越えたら3~5年に1度は眼科検診を

「緑内障の早期発見には、眼科検診が必須です。自覚症状に頼っていては早期発見はほぼ不可能ですし、セルフチェック法もあるにはあるものの、限界があります」

 眼科検診では、眼圧、眼底検査が含まれているか確認を。視野検査も行われていたらベストだ。職場検診では視力検査のみが義務になっており、眼圧、眼底検査が行われていないところもある。それでは緑内障の疑いがあるかどうかはわからず、冒頭のように「視力検査では毎年合格だったのに」となりかねない。自治体や診療所の検診であれば、眼圧、眼底検査が大抵入っている。

 緑内障は加齢とともに発症リスクが高まる。40歳以上は20人に1人が緑内障というデータがあるので、40歳を越えたら最低でも3~5年に1度は眼科検診を受ける。

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