視力検査は問題なしでも「緑内障」に…早期発見には眼圧・眼底検査が必須

眼圧検査機(C)日刊ゲンダイ

「ただし、過去に一度でも『緑内障の疑いあり』と指摘された方は1年に1回、眼科検診を受けてください。よくあるのが、『検診で疑いありと言われたので精密検査を受けた。すると異常なしだった。だから私は、緑内障は大丈夫』と、そのまま何年も検診を受けない方。精密検査では異常なし、あるいは緑内障とまでは診断できない状態であっても、次の検査結果はどうなるかわからないのです」

「眼圧が高い」「家族に緑内障がいる」「強度近視」「目にボールをぶつけたことがある、あるいは目を強く打撲したことがある」「検診で視神経乳頭陥凹拡大を指摘された」に該当する人も、緑内障になるリスクが高い。1年に1回の眼科検診を受けるべきだ。

「緑内障は高齢者に限った病気ではなく、40歳以上ならだれがなってもおかしくない。そして、確かに進行すれば失明に至る病気ではあるものの、早期に治療を開始し、継続すれば生活の質を落とさずに済むのです。そのチャンスを逃さないでほしい」

 眼科検診がまだの人は、すぐに予約をしよう。

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