梅雨に悪化…不快で眠れない「むずむず脚症候群」を改善したい

写真はイメージ

 治療は基本的に鉄分の多い食事の指導や、原因疾患の治療から始める。症状がひどく日常生活に支障を来す中等度以上の場合、鉄剤やドーパミン受容体作動薬の処方が検討される。

「特に子供の場合、血液検査で鉄分の数値が正常でも鉄剤の服用で症状が改善しやすい。RLSの薬は大人用に作られていて副作用に関する十分なデータも小児ではありませんが、症状が強く親が許可した場合のみ薬を処方します」

■冷凍した缶飲料で直接冷やす

 また、不快感の症状は血流が良くなると悪化しやすいというから、日頃からアルコールやカプサイシンの摂取は控える必要がある。湿度や気温の高さも血流は促されやすい。梅雨から夏の時期は常に除湿機を稼働させて部屋の湿度を40~70%に保ち、除湿機がなければエアコンのドライ機能で部屋全体の湿度を下げておくと症状の悪化を防げるという。

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