時間栄養学と旬の食材

【オカワカメ】便秘解消、歯や骨の強化、肌の老化防止にも役立つ

オカワカメ

 そのほか、抗酸化作用を持ち、特に皮膚や粘膜の健康を維持し、風邪の予防にも役立つβカロテン(体内でビタミンAに変換されます)や、シミの防止、髪のツヤとハリの維持、妊娠中・妊活中にぜひ取りたい栄養素でもある葉酸など、美容に関わる成分がたくさん含まれています。

 リラックスする睡眠時には、副交感神経が優位に働きます。副交感神経が優位になると、胃腸での吸収がアップすることが分かっているので、ぜひ、より吸収しやすい夜ご飯に召し上がっていただくことをおすすめします。

 オカワカメは生でも茹でても食べることができるのですが、生だと少し青臭さが残るので、気になる方はさっと加熱するとよいでしょう。味噌汁やおひたしにして食べるほか、ビタミンAは油に溶けやすいので天ぷらなどもよいですね!

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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