その点で、入院の必要のない放射線治療はメリットが大きい。通院で済み、最新の放射線なら1回の照射時間は数分で、前立腺がんは5回、肺がんは4回です。着替えなどの準備も含めて10分ほど。来院から会計まで2時間ほどです。
都市部には、仕事帰りに照射できる施設もあって、治療後に一杯飲んで帰る人もいますから、仕事への支障は入院に比べてとても小さいでしょう。
早期退院には、早期発見が不可欠です。今回の研究結果は、改めて毎年のがん検診をきちんと受けることの大切さを示していると思います。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵