◆糖尿病とは◆ インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主な特徴とする代謝症候群のこと。1型は自己免疫性に膵臓のβ細胞が破壊されることが発症原因。2型は膵臓のβ細胞量の減少によるインスリン分泌低下やインスリン抵抗性を起こす複数の遺伝子因子や過食・運動不足・肥満などの環境因子、加齢などが関係している。
▽弘世貴久(ひろせ・たかひさ) 東邦大学医学部内科学講座糖尿病・代謝・内分泌学分野教授。1985年大阪医科大学卒、大阪大学医学部第3内科研修医、米国立衛生研究所研究員、大阪大学医学部第3内科、順天堂大学医学部・医学系研究科代謝内分泌学・先進糖尿病治療学先任准教授などを経て2012年から現職。