この連載の担当者が今ハマっているのがディスコだそうで、かかっている曲が1970~80年代が中心ということもあり、常連客は60代半ばが中心。70代のお客さんも多いそうです。
平日はカラオケ、土日がディスコという営業スタイルで、常連客の中には、平日はカラオケで踊りながら熱唱し、土曜日は夕方から深夜過ぎまで、日曜日は午後の早い時間から夜まで踊り続ける方もいる。お酒よりも踊り重視。お酒を飲まず、車や自転車で通っている常連客もいる。
「皆さんすごく元気なんです。毎週顔を合わせ、おしゃべりして、笑って、踊って。踊り慣れていないお客さんが来たら、親切に教えたりして。あの生活を送っていたら、脳の機能も落ちないんじゃないかと思いました」(担当者)
お酒の量が少ないというのが前提ですが、自分が若かった頃の曲を聴き、踊り(適度に体を動かし)、異性も含めさまざまなバックボーンの方と交流する。そういう環境は、脳の活性化につながりますし、身体的・心理的・社会的フレイル対策にもなるので、認知症対策にもなるでしょう。
第一人者が教える 認知症のすべて
定年後…一方は人生を謳歌し、一方は内向き生活で認知症に
懐かしのディスコで音楽に身をゆだね、踊り楽しむ