この研究で興味深いのは、勉強の後に筋トレをしている点です。運動と勉強についての研究の多くは、勉強や記憶テストの前に運動したり、記憶をつかさどる海馬を増やすダンスのように運動を習慣化した被験者群と長期にわたって行ったりするものが多い傾向があります。ところが筋トレに関しては、勉強後に行っているのに効果があるのです。
筋トレをするなら、勉強の前よりも、後。トレーニングによる疲労を考えたとき、筋トレをしてから机に臨もうものなら体力も気力もなかなかハードだと思います。しかし、勉強をした(課題を終わらせた)後に筋トレをするとなると、心身への負荷もかなり軽減されるでしょう。
筋トレはジムにあるようなマシンを使わなくても◎。勉強に取り組んだ後に5分ほど腹筋や体幹を鍛えるような運動をするだけで記憶の定着につながる。せっかく体を鍛えるなら、何かを勉強した後に取り組んだほうが吉なのです。
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