家計簿を見れば病気がわかる

炭水化物 好きな京都人は嫌いな宮崎県人より肥満率が低い

(C)日刊ゲンダイ

 穀物(米・パン・めん類・餅など)に含まれる炭水化物の割合は分かっています。家計調査には、1世帯当たりの穀物の購入量が記載されていますから、炭水化物の総購入量は簡単に計算できます。結果は表のようになりました。

 全国平均で、1世帯(2人以上の世帯)当たり年間101.7キログラムでした。そう言われてもあまりピンときませんが、1日当たりのカロリーに直すと、1世帯当たり約1114キロカロリーになります。

 成人の1日の必要カロリーは、男性2300キロカロリー、女性2000キロカロリーなどといわれていますから、炭水化物からのカロリーは、大した量ではありません。自宅では朝と夜しか食べないとしても、カロリーから見れば、もはや穀物は日本人の主食とは呼べない状況にあります。

 ただ、外食や弁当などで穀物を食べる機会は少なくありません。また、イモ類、果物、菓子などにも、炭水化物が豊富に含まれています。実際に摂取している量は、表の数字よりも大きくなっているはずです。

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永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。