一方、青森県にはCCUがまったくありません。島根・鳥取・長崎・山梨・秋田には、CCUを設置している病院がたった1カ所あるだけです。だからといって、心臓病死亡率が、必ずしも悪いわけではありません。しかし、医療供給体制にこれほど大きな地域格差があることは、無視できない問題です。
急性心筋梗塞死亡率 東海では三重県が全国平均より2割高い
- 2017年01月19日
首都圏の2次医療圏CCU数 都下の西多摩はゼロ
- 2017年01月24日
永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。