「乳幼児、高齢者にうつさないようにすることが肝心。風邪をひいたら、RSウイルス感染症であることも考慮に入れ、マスク、うがい、手洗いを徹底してください」
なお、これからの時期で気をつけたい呼吸器疾患としてRSウイルス感染症と並んで大谷院長が挙げるのが、マイコプラズマ肺炎だ。
マイコプラズマという菌に感染し、気管支炎や肺炎を発症する。免疫力が強いほど重篤化するため、成人でも肺炎に至り、命の危険がある。
「早期に発見し、抗生物質を投与すれば重篤化を防げます。いつもと違う咳、呼吸困難、倦怠感などがあれば、すぐに呼吸器内科を受診してください。喘息の人ほど注意が必要です」