例えば女性は、もともと親が高血圧体質だったとしても、若い頃は低血圧だったりそれほど血圧が高くないという人が多く見られます。それが30代後半から40代前半くらいになると、血管の老化などから高血圧の要素が表れ始めます。興奮したりストレスを受けたりすると一時的に血圧が一気に上昇するようになり、それが心房細動の原因になるのです。
また女性の場合、睡眠時無呼吸症候群や歯ぎしりを含めた睡眠障害によって心房細動を発症するケースも多く見られます。
女性は男性よりも早いタイミングで心房細動を発症しやすいということを意識して、40歳前後になったら日頃から血圧に気を配りましょう。そして、動悸や息切れを感じたらきちんと検査を受けて、自分の心臓の状態を把握しておくことが大切です。
■心臓疾患は女性の方が重症化しやすい
天皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」