酷暑で舌力や唾液力はヘトヘト…「口元」の夏バテ解消法

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■口を閉じて舌の運動をする

 では、猛暑でたるみきった口元をシャキッとさせ、状況を一変させるにはどうしたらいいのか?

「舌は、咀嚼中に大きな食べ物を奥歯に送り、砕かれてすりつぶした食べ物を喉に送るなど複雑な作業をしています。まず、この舌の筋肉から取り戻しましょう。それには舌を正しい位置に置くことです。口を閉じたとき、舌先が上顎の前歯の裏側にある歯肉側のくぼみの小さな出っ張り(切歯乳頭)に来るように常に意識します。これが正しい舌の位置です」

 そのうえで口を閉じた状態で舌の運動を行う。舌先を上唇と歯ぐきの間に入れる。その舌先を右頬の裏側、下唇と歯ぐきの間、左頬の裏側、上唇と歯ぐきの間にと、ぐるりと唇や頬の内側を押しながら回す。

「この運動を左右3回ずつ行うといいでしょう。最初は舌が疲れますが、3日も続ければ疲れなくなるはずです。そうなれば、3日に1回程度のペースで行えば舌の筋力は維持できるはずです」

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