人生100年時代の保険術

老後を考えて保険で買えない「安心」にお金をかけるべき

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 これからは今までにはなかった不安がドンドン増えていき、保険で買える安心は少なくなっていくでしょう。

 例えば孤独です。あなたは単身者ですか、それとも家族と一緒に暮らしていますか。

 政府の調査によれば、50代男性の4人に1人が結婚経験なし。離婚や死別も加えれば、なんと3割が単身者。しかも年齢が若くなるほど、その割合が高くなっているのです。

 今は元気で、気楽な一人暮らしを楽しんでいても、高齢になるにつれて心細くなってくるはずです。会社にいる限り、同僚たちと関係を維持できます。定年後も働き続ければ、社会とのつながりが切れることはありません。

 しかし完全にリタイアした後は、長い“おひとりさま”生活が待っているのです。もちろん妻帯者だって安心できません。妻に先立たれれば、子供と同居していない限り単身者の仲間入りです。

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永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

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