親自身が自分で記録をつけられるのであれば、認知症になる前に習慣化させておくことだ。入ってきた情報を書き留め、何度も読み返すことは事実誤認や妄想を防ぐためには有効なのだ。子どもは記録した事柄を定期的に親に確認してみるのもいい。
こうした「入力⇔出力」という行為が、記憶違いを防ぐだけでなく、脳の老化を遅らせる。その結果、性格の先鋭化によるトラブルが生じにくくなるのである。
後悔しない認知症