知能には、「結晶性知能」と「流動性知能」の2つがある。結晶性知能とは言語性の知能のことで、料理の手順など過去に得た経験が土台になるため、加齢による低下が少ない。もうひとつの流動性知能は、新しいことに適応する能力で、若い人ほどいい。
ただし、知能は分野によってその最適な年齢が違ってくる。マサチューセッツ工科大学(MIT)のハーツホーン氏(認知科学)によると、「総合的な情報処理能力と記憶力」は《18歳前後》でピークを迎える(別表)。大学入試など詰め込み学習が得意な年齢だ。
100年老けない脳の作り方