100年老けない脳の作り方

スマホで脳を活性化 使い方のカギは「能動的」と専門医師

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 語学のトレーニングにスマホを使うのは、最適だろう。

「骨に衝撃が加わると、オステオカルシンというタンパク質が分泌されます。これは記憶力アップを助け、アルツハイマー病予防にもなる。ジョギングしたり、縄跳びをしたりしながら、耳から情報を入れるのは、より効果的です」

 中高年になると、「ほら、あれ」なんて言ったりする。そんな物忘れの症状は、スマホの使い過ぎによる脳の過労のせいかもしれないが、きちんと使えば脳の機能アップに役立つのだ。

■調査で判明 スマホ利用時間と学力の関係

 本文中の東北大の研究発表は、6年前に行われた仙台市の中学生の学力調査がベースだ。1日のスマホの利用時間を「全くしない」「1時間未満」「1~2時間」「2~3時間」「3~4時間」「4時間以上」に分けて数学の平均点を比較している。

4 / 5 ページ

関連記事