ようこそ!不老不死レストランへ

軟らかい頭も使って卵を持つ前の豊富な栄養を丸ごといただく

真ダコを使ったアヒージョ(右)とチヂミ(C)日刊ゲンダイ
旬を食す④真ダコ

 真ダコはその産地によって旬の時期が異なります。北の方は秋にかけてですが、瀬戸内では夏が旬とされています。有名な明石の真ダコは、いまが旬。8月に入ると卵を持つため、足が細くなってくるそうです。

 旬の食材として真ダコを選んだ理由のひとつに、栄養が豊富なことがあります。

 タコというと、ともすれば、栄養が乏しいような印象をもつ方もいらっしゃるかもしれませんけれど、肝臓の働きを促す作用をもつタウリン、抗酸化作用のあるビタミンE、動脈硬化や認知症の発症を抑えるビタミンB12、老化防止に有効な亜鉛などが含まれています。なにより高タンパク、低カロリーですから、ダイエットに適しています。

 今回は真ダコを使ってオリーブオイルとニンニクで煮込むスペイン料理のアヒージョと、小麦粉などと合わせて平たく焼く韓国料理のチヂミにしました。

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