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【鱸の唐揚げのピリ辛大根おろし添え】ビタミンDが豊富な皮ごと二度揚げに

鱸(スズキ)。左から唐揚げのピリ辛大根おろし添え、ムニエルを焦がしバターソースで(C)日刊ゲンダイ
旬を食す<3>鱸(スズキ)

 出世魚のスズキは高タンパク低脂肪の典型的な白身魚です。

 春がタイ、冬がヒラメなら、夏はスズキ。いまが旬ですから、一年中で最も豊富な栄養分を、最もおいしくいただきたいものです。

 良質なタンパク質は体力向上、代謝促進に欠かせませんし、スズキには血液をサラサラにして認知症予防、改善効果のあるEPAやDHAも含まれています。免疫力を高め、筋力増強にも役立つなど全身に作用するビタミンDが豊富な点も見逃せません。

 スズキのビタミンDは皮に多く含まれていますので、今回の唐揚げやムニエルはもちろん皮を付けたまま調理します。

 豊富な栄養分を余すところなく、おいしくいただくのが重要なポイントですから、唐揚げは二度揚げによって中はフワッと、表面はパリッと仕上げます。

 揚げた食材を油から離し、2、3分、置いておくことで、中の水分が表面に出てきます。もう一度、揚げることによって水分を飛ばせるので、表面がカリッとするのです。

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