1週間でも2週間でも減酒生活を続けられたら、それが自信になる。減酒生活を死ぬまで続けるのではなく、1年に何度か取り入れるといいだろう。酒が好きで、一度に飲む量が多い人ほど、減酒生活を時々取り入れる心掛けが大切だという。
「γ―GTPが100くらいまでなら、ちょっとした減酒ですぐに改善します。しかし、200や300ともなると、禁酒が必要です。楽しく飲み続けたいなら、折に触れて減酒することです」(西崎氏)
休日の家飲みを控えるケースに限れば、飲まずに寝る作戦もありか。
「晩酌する人の食事は、概してつまみがほとんどで米を後回しにしたり、食べずに済ませたりする傾向があります。もちろん、そういう食事になるのは酒を楽しむためで、それを逆手にとり、定食のような食事で酒を飲む余裕がない状態にするのです。満腹で眠くなったら、寝てしまえばいい。飲まないと寝つきが悪ければ、かかりつけ医に睡眠薬を処方してもらえばいいでしょう」(西崎氏)
病み患いのモトを断つ