これで終わりではありません。茹であがったら、さっと水洗い、水気を切ったうえで、こんにゃくがキュッキュッと鳴くまでから煎りします。徹底的に水分を抜くことによって、少ない調味料でも味が染みます。結果として塩分を控えることができるのです。
この下処理はわたしの祖母がやっていた方法でもあります。こういった先人の知恵を伝承していくことが大切だと思うのです。
今回は下処理をしたうえで、甘辛味の雷こんにゃくと鶏ムネ肉との炒め物にしました。雷こんにゃくは、から煎りするときに大きな音がすることから、この名前が付いたともいわれています。
■雷こんにゃく
《材料》
◎黒こんにゃく 1枚をスプーンで一口大にちぎる
◎塩 小さじ1
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