独白 愉快な“病人”たち

超早期で見つけてもらえて…魔夜峰央さん食道がんを語る

魔夜峰央さん(C)日刊ゲンダイ

 この4月、1年ぶりに胃カメラの検査を受けたら「食道がん」が見つかりました。検査のとき「怪しいものがある。検査して何か出たら電話します」と言われ、電話がこなかったので安心していたのに、翌5月に受診したら医者が妙に口ごもりながら、「もっと解像度の高いカメラで検査してください」と言うんです。ヒョイとカルテを見たら、「食道がん」と書いてありました。

 名医が家の近くの病院にいるというので紹介してもらいました。その名医が「よく見つけましたね」と言うぐらいの超早期で「ほとんどステージ0」でした。自覚症状がなかったのに見つけてもらえてついていました。見逃されていたら、次に検査を受ける予定の1年後にはどうなっていたか……。

 6月9日に入院し、翌10日に内視鏡手術を受けました。その6月の終わりに「劇場版パタリロ!」が公開されるんでスケジュールが詰まっていたんですけど、たまたまその週は空いていたんです。これもついていました。

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