病の克服は患者に聞け

脊柱管狭窄症<1>手術時間が通常の3倍超「10時間」に延びた

曽我陽三さん(C)日刊ゲンダイ

 学生時代は空手部(有段者)に所属し、「腹筋、500回、うさぎ跳び500回!」といった地獄特訓の中で毎日、体を鍛えてきた。

 飲食街で3人ほどのチンピラに囲まれた時、ものの2、3秒で全員を倒したという武勇伝も枚挙にいとまがない。

 腰痛も、蚊に刺された程度と軽く思っていた。しかも、たまたま腰痛の症状が出た10年前、仕事に忙殺されていた。著作権裁判を巡る弁護士たちと連日の打ち合わせなどで、帰宅する時間をも惜しみ、会社の狭いソファで寝泊まりしていた。専門医の診察など、眼中になかったという。

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