病気を近づけない体のメンテナンス

脳<下>病気を招く右脳の衰えは運動とハーブティーで予防

ハーブティーがオススメ

 たとえば、通常左脳だけを使っている人は、コミュニケーション力が下がり、悩みを相談することが難しかったりして、うまくストレスを発散することができず、内へとこもってしまいがち。実際、うつ病の人は右脳の反応が異常なことが多いという。また、強いストレスがある自律神経失調症の人は、右脳の血管の反応が異常になり、座っているだけでも血流が低下していくという。

 なぜ、右脳が弱るのか。右脳は空間の広がりや高さを認知したり、体のバランスを取ったりする機能も集中する。右脳が外部からの強いストレスを受け続けると、不安に関係するホルモンが長時間分泌され続け、交感神経も過剰に刺激される。結果、右脳が疲弊してしまうのだ。

「年をとるほど右脳の機能は低下します。その理由のひとつは運動する機会が減るからです。デスクワークなどで左脳ばかりを使い、あまり体を動かさない人も同じです。便利になった現代社会では、左右の脳のバランスが崩れやすく、右脳が弱りやすい環境なのです。そこで、右脳を手っ取り早く使うこと=活性化できる方法が『運動習慣』といえるのです」

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