愉快な“病人”たち

下半身の感覚がなくなって…ヤマザキモータースさんADEMを語る

ヤマザキモータースさん(C)日刊ゲンダイ
ヤマザキモータースさん(芸人・51歳)=急性散在性脳脊髄炎

 15年前、「急性散在性脳脊髄炎」、通称「ADEM」という病気を発症しまして、一時は胸から下の体の感覚が麻痺して、まったく動かせなくなりました。リハビリで歩けるようになったのですが、いまだに走ることはできませんし、なんといっても排尿障害で自力でオシッコを出し切れないという後遺症が残りました。

 夜は今でも毎日、自分でカテーテルという管を挿して導尿しています。初めの頃は痛くて怖くて大変でしたが、もう麻酔ゼリーなど使わなくても挿せるようになりましたよ。慣れってすごいですよね(笑い)。

 始まりは風邪でした。めったに風邪などひかない健康体だったのですが、地方営業に行ったときになんとなく体調が悪くなって……。東京に戻ってすぐに病院に行けばよかったのに、翌日から3日連続でパチンコ店での営業がありまして、店内をしゃべりながら練り歩きました。

 で、4日目のオフ日に妙に背中に痛みを感じたものの、「風邪で体の節々が痛いってこういうことか」と思いながら、夜には芸人仲間と飲みに行ったんです。でもその時、トイレに行ってもオシッコが出なくて、ちょっとおかしいなと思い始めました。

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