病気を近づけない体のメンテナンス

足<下>専門医が指南 病気を防ぎ疲れない歩き方とストレッチ

足の違和感は放置すると悪化する(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

「ふくらはぎの筋肉やアキレス腱が硬いと足首が十分に曲がらず、踏み返すときにつま先に負担がかかります。この状態で歩くと、他の部分に無理な力がかかるので疲れやすく痛みも出やすいのです。柔軟性を高めるにはストレッチが効果的。歩く前に行えば疲れにくく、歩いた後に行えば疲れを癒やしてくれます」

 桑原院長が勧めるのは、「アキレス腱」「ふくらはぎ」「股関節」「太もも」のストレッチ。やり方はこうだ。

■アキレス腱ストレッチ

①壁の前に立ち、両手を壁につけて両肘をまっすぐ伸ばす
②片方の足を一歩後ろに下げる。このとき両足のつま先は壁に対して垂直にする
③この姿勢で前に出ている脚の膝をゆっくり曲げていく。後ろの脚のアキレス腱が気持ちよく伸びた状態で1分間キープする。もう片方のアキレス腱も同じように伸ばす

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