だからといって玄関先で処方箋を渡して「はい終わり、お大事に」なんてことはなく、必ず部屋に伺い、患者さんやご家族とお話をし、診察、処置や投薬、不安や疑問の解消に努めます。
ではなぜ当院ではそんなふうに、質と量を確保しながら、しかも医師のノー残業が可能なのか? それはひとえに「診療パートナー」によって業務を分け合い、共同化しているからにほかなりません。
たとえば医師と患者さんやご家族が話した内容を「診療パートナー」がiPadなどで電子カルテに代行して入力し、情報の共有化を実現したり、また処方箋は「診療パートナー」が下書きを用意し、医師が確認をして処方するなど、大幅な時間の節約を実現しています。
さらにケアマネジャーや訪問看護師などへの連絡は医師の代わりに「診療パートナー」が行うなど、医師は本来の仕事である診療に、専念できるわけです。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと