失敗しないセカンドオピニオンの受け方 医療未来学者が伝授

医療未来学者の奥真也医師(提供写真)

 そうした誤解を払拭したうえで、正しいセカンドオピニオンを受けるにはどうしたらよいか。私なりに7つのポイントを考えてみました。

■迷ったら「がん相談支援センター」に相談

 どこでセカンドオピニオンを受けたらいいかわからない場合には、がん診療連携拠点病院の「がん相談支援センター」に聞くと、その地域のセカンドオピニオン外来を行っている病院や、専門領域などの情報を教えてくれます。「手術よりも放射線治療が希望」といった、具体的な治療方法の希望があれば、がんの放射線治療を専門とする医師にセカンドオピニオンを受けるという方法もあります。

■セカンドオピニオンに必要な手続きの確認

 セカンドオピニオンを受ける医療機関が決まったら、そこの窓口に連絡して、必要な手続き(受診方法、予約、費用、診察時間、必要な書類など)を確認します。セカンドオピニオン外来は、基本的に自費診療です。病院ごとに費用が異なります。

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