アレルギーは、体内にアレルゲン=異物が入ってきたときに排除しようとする免疫反応が過剰になり、体にとってマイナスになる症状を引き起こす状態です。アレルギー反応によって体のどこかで炎症が生じると、放出されたサイトカインが全身の臓器や血管にダメージを与え、動脈硬化を促進したり、血栓ができやすくなったりします。また大動脈で炎症を起こしている部分があると、サイトカインの影響によってさらに炎症が進み、動脈瘤が急激に膨れて突然死を招くケースもあります。
ですから、心臓疾患をはじめ病気をいくつも抱えている人は、経済的に大きな負担にならないようなら、温度管理だけでなく空気清浄機能を備えた新しいタイプのエアコンを使うことをおすすめします。
■急激に体を冷やすと心臓や血管にダメージを与える
2つめの注意点は、エアコンで急激に体を冷やさないようにしてください。たとえば気温が高い屋外から帰宅した際など、エアコンの風量を“最強”に設定するのは避けましょう。
上皇の執刀医「心臓病はここまで治せる」