■「ちょっとした変化」に気づいて対応
国の政策として厚労省が養成講座を開いているものに「認知症サポーター」がありますが、これは認知症と診断された人のケアをするもの。
一方、生涯健脳相談士と生涯健脳指導士は、軽い物忘れが気になった時(認知症と診断される前)に、気軽に相談できる役割を担います。いわば認知症予防のサポーターです。
初級の生涯健脳相談士には、ドラッグストア、コンビニ、スーパー、金融・保険業、住宅産業、宿泊業など、SCD・MCI・認知症の方と接する機会の多いサービス業の従事者に取得してもらうことを想定しています。また、上級の生涯健脳指導士は、相談士からのステップアップを望む人と共に、医療・介護・行政の専門職が対象で、相談士の役割に加え、認知症の2次、3次予防の実践的医学的指導ができる資格としています。
認知症治療の第一人者が教える 元気な脳で天寿を全う